3.11と9.11

 9.11の事件を米国で迎えた私の友人は、当時、外資系会社に勤務してました。彼は9.11の前と後では米国の状況が大きく変わる様子をはっきりと体感したそうです。彼は今回の東日本大震災を日本で過ごしていました。  先日、彼と意見交換しましたが、今回の3.11は時代の転換のエッポクメイキング的な出来事に思えてならないという話してました。これには大賛成です。  果して何が大きく変化するのだろう?、脱原子力の動きはすでに出始めています。こうした危機管理上の問題だけでなく、極めて直観的な物言いになりますが私たちの意識の変容が今回の出来事をきっかけとして起きるような気がしてなりません。  別の友人は阪神淡路の震災を体験して以来、人生観と生き方が変わり、そこを新たな出発点として、さらに充実した今を生きています。3.11は全国民、国家レベルでこうした変化をもたらすのではないかと思います。  いずれにせよ、今回の震災の復興はかなりの長丁場となりそうです。われわれが誰しもが簡単にできる支援の方法と仕組み作りをはじめています。この欄で近々に紹介させていただきます。  

団塊の世代そしてノブレスオブリージュ

 昨日のブログを投稿した後、夕刊を見ると、東京大学の入学式が紹介され、ある新入生は「いい意味でエリート意識を持ち、社会に対する責任を果たせるよう頑張りたい」と語ってました。「そうだ。頑張れ」と心のなかで大きなエールをおくりました。まだまだ、今の若者もすてたものではないようです。いくぶん、明るい気持ちになりました。  と同時に、心の奥底に残したままにしてきた青春のころの時代感覚のようなものが沸々とわきあがってきました。これは、団塊の世代にとって、今へと到るこころの原点でもあるように思います。  山本コ―タローというフォークシンガー(?)は大学時代、私と同じゼミの1年後輩でしたが、彼がNHKの1960-70年を振り返るという特集番組に出てました。新宿駅西口のフォークゲリラに、聴衆の一人として立ち会った思い出を語っていました。  当時、新宿駅の西口広場は毎週土曜日に若者たちで埋め尽くされ身動きできぬくらいでした。そこは、にわかフォークコンサ―トの会場で、すさまじい熱気でむせかえり、ベトナム反戦などのプロテストソングの大合唱がうずまいていました。誰しも生き生きと活気に満ち溢れてました。  番組の後半、山本コータローは話の流れの脈絡と関係なく、突然に嗚咽となり「私はあの頃、何もできなかった、そしてその後も、今も何も出来てません」と声を詰まらせました。司会者はあわてた様子で「そこまでご自分を責めなくとも」ととりなしていました。  私には彼の気持ちが自分の事のように良くわかりました。あの頃の思いを原点に今を生きている団塊の世代のこころの風景を、この番組は図らずもしっかりと捉えることとなっていたのです。  ノブレスオブリージュを果たせていないという思い、自分の生き方のなかで、どうすれば良いのだろうという思いを心の奥底に秘めつつ、今を生きる多くの団塊世代の同輩たちに幸あれ。

エリート教育そしてノーブレスオブリージュ

 今年も、桜の華吹雪の舞う季節となりました。毎年、大学の新入生の話題を見聞きすると、必ず思うことがあります。それは学生気質の大きな変化についてなのです。  私は団塊の世代で、戦後の新制大学で学びましたが、この世代が多少とも旧制高校の学生気質をすこしでも残していたのかなと思います。戦前は、大学卒業者は学士とよばれ、「学士様なら嫁にもやろか」と社会のエリートとして遇され、本人たちも良い意味でのエリート意識を持ってました。  酒が入ると寮歌を歌い天下国家を論じあう、時として殴り合いもいとわぬ真剣な口論にもなる。こうした学生気質の背後にあるのは自分たちはこの世の中の行く末に、責任を持っている、自分たちの意識と行動は世の中のあり方を変えてゆくという、身の程知らずと言えるまでのエリート意識を当たり前のように持っていました。今の東京都知事の石原さんを見ると、こうした学生気質そのまんまに、純粋培養でこられてるなと感じます。  社会の活力は、こうした若者たちの素直で純粋な感性を温かく見守り育ててゆくことから生まれると思います。自分のことばかりできゅううきゅうと閉塞した意識の風景を生みだしているのは、学校という教育現場にとどまらない、社会全体の教育力にあるように思えます。  全共闘運動の象徴だった安田講堂に機動隊長として臨んだ佐々淳行さんはその当時を振り返り「機動隊は必ず鎮圧出来ると思った。しかし、その後の学生たちは無気力と閉塞した意識の状況となるのではないかと危惧していた」と語ってましたが、その後そうした状況が固定化してしまったように思えます。  「人を残すは上品(じょうほん)、名を残すは中品、金を残すは下品、何も残さぬは品の外なり」と昔から言われるように社会全体としても、人物がでることがなにより大切であることは言うまでもありません。いますぐにやらなくてはならぬことのひとつは、エリートを輩出できる教育だと思います。  

放射能汚染土をヒマワリで修復

 原発による放射能の土壌の汚染が、大きなテーマとなっています。セシウムのように半減期が30年ときくと、特に農業関係の方々は絶望的な気持ちとなってしまわれると思います。ところが、自然のメカニズムは、こうした問題ですら解決できる道を用意してあるようです。  とくに今世紀に入って、植物を利用した汚染土壌を浄化する技術の研究が急速に進んでいます。ファイトレメディエーションと呼ばれるこの技術は重金属そして石油、PCB,農薬といった有機化合物による土壌汚染に幅広く適用できる手法として有望視されています。  その作用機構は分解・無害化、蓄積、固定化、気化・放散、等々様々のようですが、クローバー、トウモロコシ等々の身近な植物たちがこうした働きをするとは、なんという自然の玄妙さでしょう。  いま問題のセシウムですが、ラトガ―大学のスラビック・デュシェンコフ博士 によると、ヒマワリは根に効率よく吸収し20日で95%以上を土壌より除去した データーを得られたとのことです。  このように手立ては確実にあるわけですから、こうした技術を現場に即し実践的に生かすことに政財官界の力をフォーカスすべきだと思います。        

「水道水の放射線能」の問題とザ・バイオウォーターについて

 放射性ヨウ素の水道水汚染が最近、大きな関心事のひとつとなっています。当社では、「水道水回帰」のキャンペーンをしていますので、代理店そしてユーザーの方々から、この件に関する問い合わせが続いています。東京都の発表直後から当社では、電話を受けた場合の答をきめて周知しました。 
Continue reading