創業100年を振り返って、今、思うこと(その2)

小生の与えられた役割は時代の流れに伴う業務の転換であったと総括できます。海運事業よりの完全撤退の動きとともに新規事業の模索を先代ともどもに行うなかで、幾多の失敗を経験し、多大な授業料を支払い、貴重ないくつかの教訓を得ました。そのひとつは、新規事業を育てるには全くの異業種へと乗り出すのではなく、業の起こったルーツから新しい芽を出すようにするべきだということです。これが最も労少なく効果を上げる道であることを勉強しました。 Continue reading

創業100年を振り返って、今、思うこと(その1)

今から100年前の明治43年に祖父田尻儀八は田尻組として,当社の源を創業しました。この創業の経緯は以下のような事情と伝えられております。
創業者・儀八の父、小生の曾祖父、儀作は肥後の「山之上の三名字の大蔵流田尻氏」(注1)の末で、金峰山の麓で宮大工を営んでいました。明治30年頃に平安時代より続いた神社の大改修を、ある村から請け負いましたが、その村で十分な予算の工面が付かず、大損害を被ることになりました。仕事そのものは後世に高い評価を受ける良い仕事でしたが、曾祖父は下職への支払いのため田畑を売払ったそうです。 Continue reading